まじっく快斗1412 感想⑲ゴールデン・アイ(後編)決着KIDvs黒猫


 

こんにちは。

今回は前回の続きです。

じっくりやっているのでアニオリ部分多くていいですね。

改悪のアニオリではないと私は感じているので・・・

 

ではいきましょう!

 

 

PM8:55

 

カルティエの指示のもと、エレベーターや階段を封鎖したりと準備万端の警備をする警備会社の面々。

その様子にダン光石も完璧だよと絶賛しています。

あとは警部がゴールデン・アイを守り通せば大丈夫だと。

でも大丈夫かとルビィさん。ヘリが一機も飛んでいないことを心配しています。

しかしカルティエはこの針金入りの窓ガラスがある限りは大丈夫だと豪語します。

そんなときにガラガラと大きなものをたくさん引いてやってきた機動隊員。持ってきたのは投光器でした。この部屋は暗く警部を照らすようにと持ってきたのだそう。

ここでルビィさんの鼻つまみが炸裂。笑

誰に指示されたのと聞かれ、中森警部です、さっき無線で・・・と機動隊員が答えますが警部はそんな指示をした覚えがないと・・・w

そう、この機動隊員はさっきトイレで成り代わったキッドの変装なんですね。

「じ、時間がない!照射だ!」

「本当に警部だった?」とまだまだ鼻をつまみながら聞くルビィさん・・・S・・・w

マスクが端からビリビリと破けていきます。あせるキッド。

そうこうしているうちにすべて照射が完了し・・・

 

 

PM9:00

 

20もあった投光器がすべて照射となり、ブレーカーが落ちてしまいました。

カルティエは10秒もあれば復旧するとまだまだ余裕といった顔。

ガスマスクを着けて襲撃に備えるよう警部に言います。

「備えろと言ってもこう暗くては・・・」とぼやく警部に差し出されたライター。

おっ!スマンな・・・とライターを向けられた方向を見ればそこにはキッドの姿がw

ここなんかいつも笑っちゃうんですよね・・・警部のおっ!スマンな・・・がなぜかツボで。

このあとの警部を守れ!!!もみんな必死の形相なので好きなんですよ・・・

別にそういう趣味嗜好はないのですが、警部が愛されてる感じで。よき。

ライターを息でふっと消すキッドさんも好き。ここは原作の絵が最高にかっこいいなって思います。

 

さて、キッドが現れたことでもみくちゃになっている現場。

とくにみんな警部を守ろうとしているので結局警部がなにかしらの被害に遭っています笑

それはワシの顔だー!それもワシの足だー!って。かわいすぎでしょw

コナンでは警察がもみくちゃになることがないじゃないですか。

でもまじ快は主人公が怪盗なのでそれに警察は翻弄されますよね。

だからこういうシーンが多くて、、、私はそれが好きなんですよね・・・ふふ。

 

大荒れの現場の中、シャノワールはハサミを取り出し機会を狙っています。

待っていたよ怪盗キッド・・・このときを! そう言ってシャキンとハサミを鳴らしました。

 

電気が復旧し、指輪は!?と問うルビィさん。

警部はしっかり拳をつくっていたから大丈夫!ほらこの通り!と見せたところ

そこには宝石だけがきれいに抜き取られ、リングだけの状態の指輪がありました。

そして窓の外を見ると白いハンググライダーが飛んでいます。

騒然となる一同ですが、カルティエだけはまだ余裕な表情。

甘く見すぎたようだな・・・キッドは不可能を可能にする大泥棒なんだよ!と警部がつけていた手袋と宝石を投げ捨てました。

それをそのとおり♡と思いながら機動隊に扮したキッドが拾います。

ルビィさんはキッドを追いかけると言ってその場から去っていってしまいました。

警察も、と続いていこうとする警部にまあ待てと止めるのはカルティエ。

カルティエはハンググライダーの上に黒い気球があることに気付いており、あれがダミーであることを警部に言います。

更に、我々はまだ負けたわけではないとも。「なぜなら指輪は・・・」

続けて何かを言おうとしたところで入ってきたキッド機動隊。

トイレに拘束されていた人物の顔がカルティエであると言い、余裕綽々と話していたカルティエに疑いの目が向けられますww

そして警部も周りの機動隊もカルティエをひんむこうと襲い掛かりますw

 

その隙にキッドはエレベーターを警備していた機動隊員をその場から離れさせてエレベーター内へ。

チタン合金の針金入りのガラス・・・でも、エレベーターを取り換えるだけでまた元のいい眺めが見られるってことは、針金が入っているのはこの内側。この展望エレベーターを外側から覆っているのはただの分厚いガラスだとキッドは導き出していました。

電動ドライバー片手に、キッドの白スーツを衣装カバーから出したキッド。なんだかシュールです・・・

 

もみくちゃ現場ではカルティエが私は本物だと言っていますが警部は聞く耳もたず。笑

しかしひとりの隊員が眠っているカルティエの顔がマスクであることに気付き、その中身がさっき投光器を運んできた機動隊員であることをようやく把握したのでした。

 

 

キッドVSシャノワール

 

キッドは寺井ちゃんに電話。すべて予定通りだと。

指輪は、指輪の裏にダミーの飾りを貼り付けてくるっと内側に回転させただけなのによー♪と上機嫌です。

しかしほくそ笑んだのも束の間、そこに謎の電話が。出てみると、相手はシャノワールでした。

 

一方警部たちは、本物の指輪をあなたにつけさせませんよとカルティエが言っています。

カルティエが本物はここに・・・と示したのは警部のネクタイ。タイピンに仕込んでいたわけですね。

しかし、そこには無残にもバッサリと切られたネクタイが!ゴールデン・アイは持っていかれてしまっていました・・・。

このネクタイ、特に思い入れのないネクタイだったんだろうか・・・

もし青子がお父さんへプレゼント!ってしてたネクタイだったらどうする?私は泣く・・・

安物の、思い入れのないものであってほしいです・・・。

 

キッドはシャノワールとお話し中。

シャノワールはネクタイについていた指輪をほくほくと眺めています。

 

シャノワールの正体は、警部のネクタイを切り、その場から去るためにダミーのハンググライダーを追いかけていったルビィさんでした。いま飛行機に乗っています。

キッドはそのことに気付いていたようで、ルビィさんがシャノワールだと思い至った理由について述べています。

・・・ここで「青子という少女」という青子を示す呼び名が出てきたのは興奮しますよね。しません?します。

青子がルビィさんやカルティエと話していたときのその内容が、「テキサス出身」だったら齟齬が生じるからとのことでした。

なぜなら誕生石は、各国によって違うため。日本はアメリカと同じだけど、フランスはまた違っているのだとか。

そんなこともちゃんと知識として備えられている黒羽快斗すげーな・・・。

 

キッドは続けます。「そしてあなたが親の遺留品を回収している哀しい泥棒だということも・・・

さすがのシャノワールもこれには驚いた様子。

宝飾デザイナーをしていたシャノワールの父が作ったマリーアントワネットの模造アクセサリーをダン光石の父・ケン光石が本物だとして発表すると言い出したので、マリーに泥は塗れないとルビィさんの父は自殺をしてしまったということなんだそう・・・。

だからルビィさんは絶対に、何が何でもこの宝石を世に出回る前に盗み出さなくてはならなかったわけですが・・・

いま眺めているゴールデン・アイにキッドマークが入っているのを視認し、これがニセモノだとわかり驚きます!

私の負けよ、諦めるしかなさそうねと言うルビィさん。しかし5秒後に返すとキッド。

伝説のマジシャン・フーディーニでも不可能よと笑うルビィさんですが、

キッドがカウントし終わると飲んでいたシャンパンの中に指輪がぽとりと落ちてきました

エレベーターのところでキッドは電話をしているはずなのに、機内の自分のもとに指輪が届くなんてと大変驚きます。

機内には寺井ちゃんが乗っていました。青子が寺井ちゃんに渡すよう頼まれた袋の中に本物のゴールデンアイが入っていたのですね。

 

どうしてこんなに私を気にかけてくれるのかと問うルビィさん、キッドは

あなたの犯行理由が私のそれと少々似ていたから・・・かな?」と父・盗一を思い浮かべながら話します。

うーん切ない・・・。

なんか、なんというか、、、ほんとは、快斗はこんなことしなくていいのにね・・・。

父の死の真相を追う。父を殺した組織への復讐。それをしているはずなのに、その父は生きているんですから・・・。

やらなくていいことをしているんですから・・・大切な人を欺いてまで・・・。

まじ快に終わりなんてきてほしくないですが、でも最終回が待ち遠しいみたいな、変な気持ちです。

どうか君は青子と幸せに笑い合いながら人生を歩んでいってくれ・・・。

 

と、感傷に浸る間もなくエレベーターの上部を開けひょっこり現れたのはカルティエ。

黒い丸い紙を貼っているだけのものをみて、穴だと勘違いし、飛ばすな、おろせとエレベーターを下降させます。

警部はただの黒い紙だとわかったのに一歩遅く、エレベーターは下降。エレベーターとチェーンで繋がれていた分厚いガラスが割れます。

チェーンがびーんと張ったとき、エレベーターが一時的に止まるのですが

「ん?止まったぞ」「あ、止まっていいのか?」と思案している警部かわいすぎ・・・。

まあ、ずっと止まっているわけなどなく、上述したようにガラスが割れ落ちていきます。

このエレベーターが降りていく(落ちていく)ときの警部かわいいんですけど、あんな高いところから落ちていって、そして上からガラスが降ってきて大丈夫だったのかなと色々心配してしまいます・・・まあまじ快だから大丈夫なんでしょうけど!笑

 

さてと、と飛ぼうとするキッド。

また飛ぶのね・・・あの非合理的な白い姿で・・・と言うルビィさん。

「ああ・・・私は怪盗キッド・・・黒い格好で人目を避けるコソドロとはわけが違う・・・」

「怪盗は大胆不敵で、華麗なんだよ!!」

はぁ好き・・・ここの原作、何回読んでも好き~~~ってなります。

これまで紳士的に話していたのに、ここでくだけるのもいいなあって思います。

これを聞いたルビィさん、顔を引っ張ったときに破れて中身(快斗の顔)が見えたときのことを思い出します。

そしてふっと笑い、

さようなら、怪盗キッド・・・メルシー、カイトクロバ・・・

と思いを馳せるのでした。

 

 

ゴールデン・アイは物語の進行上特別重要な回というわけではないと思うのですが、愛も悲しさもつまったいいお話だなあと思います。

後編は青子の出番が一切なかったのが気になりましたが・・・!!!笑