もくじ
- 0.1 「母が家を留守にするようになったのは、何年前だったか……。」
- 0.2 「母親にかぎった話ではないが、女性にためされる……みたいなシチュエーションは、たいてい少年の心を傷つけるのだ。たぶん。」
- 0.3 「なんだか、こそばゆい。いまのは、なにげに……ほめられたのか。」
- 0.4 「もし、ラスベガスに行けば。快斗は、怪盗キッドとしてきずきあげてきた自分を、すべて捨てなくてはならない。」
- 0.5 「白馬と紅子の脳裏には、Gのコスプレをして、すばやくうごく快斗の姿がうかんだ。」
- 0.6 「年ごろの娘の前で、すっぱだかで風呂から出てきたらしいが。」
- 0.7 「表情をクルクル変える幼なじみに、快斗は、ふりまわされっぱなしだ。」
- 0.8 「まわりの警官たちから失笑がもれた。」
- 0.9 「快斗が知らないことを、根津は知っている。そんな気がして、快斗は逆に、とまどい、いらだった。」
- 0.10 「尊敬する父を、けがされた気がしたのだ。怒りにまかせて怪盗コルボーにつかみかかろうとする。」
- 0.11 「声のトーンがちがっている気がする。声色自体は、変声機の調整でどうにでもなるが、なんというか……口調がちがった。」
- 0.12 「たとえ家をほったらかしにして、遊び歩いていようと、千影の心が父のもとにあると思えばこそ安心できた。」
- 0.13 「皮肉をいわれたのだが、青子は、能天気に小泉紅子に笑みをかえした。」
- 0.14 「探偵というのは……たいてい性格に問題があって、基本ドSなのだ。」
- 0.15 「口ゲンカをしているうちに、快斗は、自分でもいってることがよくわからなくなった。」
- 0.16 「快斗は、青子にキッドとしての自分の本心をさらけだした。」
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こんにちは。
とうとう最後のお話となってしまいました。
あー、ほんとに早かった・・・。
読み進めていくのがつらい。もったいない。。。
でも進んでいくしかない・・・。ウッ
今回は「真夜中の烏」後編です。
ではいきましょう!!
「母が家を留守にするようになったのは、何年前だったか……。」
ほぉ!いつからなんでしょうね?
原作では最初普通に家にいたけどアニメでは海外にいましたもんね。
1412の設定では何年も前から千影さんは遊び歩いているようになってるんですねー。
「母親にかぎった話ではないが、女性にためされる……みたいなシチュエーションは、たいてい少年の心を傷つけるのだ。たぶん。」
なんだこの一文www
青子にためされた暁には快斗は酷く傷つくってことですか??何それ見たい。
「なんだか、こそばゆい。いまのは、なにげに……ほめられたのか。」
ラスベガスに行ってみる?と千影さんに言われたときに快斗が思ったこと。
原作もアニメも結構普通にサラッとしているのですが、快斗はこんなことを思ったのですね。
「もし、ラスベガスに行けば。快斗は、怪盗キッドとしてきずきあげてきた自分を、すべて捨てなくてはならない。」
んーーーーーーーー
公式のものにこんなことを言うのもどうかと思うというか意味の無いことなのですが
解釈違い・・・です・・・うん・・・。
観衆のキッドを応援する声を聞くと気分がよかったり、探偵たちとの駆け引きが面白かったりするのはわかるのですが、それを「捨てる」のが嫌だと思っている快斗はちょっと違うんじゃないかな・・・。
そもそも「捨てる」という感覚を快斗は持っているのか??という・・・。
うーん、ニュアンスの違いかなー。
「白馬と紅子の脳裏には、Gのコスプレをして、すばやくうごく快斗の姿がうかんだ。」
(※G=あの虫ですがここでは書きたくもないのでこの表記にしています)
これはひどいwww
いやまあ原作でも目が点になっていますが(あのコマ全員可愛いよね!)、まさかコスプレをした快斗の姿が二人同時にうかぶなんて・・・
もしかして白馬くんと紅子ちゃんって思考回路似てるんです???
「年ごろの娘の前で、すっぱだかで風呂から出てきたらしいが。」
警部・・・w
いや、ほんと、高校二年生の女の子の前で素っ裸はキツイもんがありますww
まあ青子も顔を赤らめてちょっと怒ってる感じだけで終わってるのは、さすがだなあという感じですが。
「表情をクルクル変える幼なじみに、快斗は、ふりまわされっぱなしだ。」
ひたすら拝み倒すわ・・・・・・
そんなところが可愛いと思ってるくせに・・・はぁ
人生かけてふりまわされたいんでしょ!知ってるんだからね!!
「まわりの警官たちから失笑がもれた。」
警部が「怪盗ドロボーめ!」と言ったところですねw
いやぁほんと警部かわいい。キッド以外の泥棒の名前は覚えられないんだね。笑
警官もみんな失笑してるあたり警部が愛しいんでしょうね(違う)
「快斗が知らないことを、根津は知っている。そんな気がして、快斗は逆に、とまどい、いらだった。」
快斗がこうしてトリックを暴いた姿を見て盗一さんが感動していたような感じでしょうか。
「根津は、さも父を知っているかのように、いった。」と後ろにあるのですが・・・うん、本人だもんね。多分。
「尊敬する父を、けがされた気がしたのだ。怒りにまかせて怪盗コルボーにつかみかかろうとする。」
コルボーが盗一の姿をしているのを見て快斗はめちゃくちゃ怒ってますよね。
ここの原作での表情本当に好きで好きでたまらん・・・
キッドの格好で、ポーカーフェイスを信条としている彼がつかみかかろうとしているんですよ。イイ。
「声のトーンがちがっている気がする。声色自体は、変声機の調整でどうにでもなるが、なんというか……口調がちがった。」
スネイクたちと一戦交えた後二人で空を飛ぶシーンはアニメオリジナルなのですが、
前に話したときと口調が違っているという印象を快斗は受けたんだなあとここで知りました。
盗一はコルボーとして「兄弟子」から聞いた言葉だと言って快斗にメッセージを伝えたんだね・・・。
「たとえ家をほったらかしにして、遊び歩いていようと、千影の心が父のもとにあると思えばこそ安心できた。」
このあとに「それが、ほかの男に浮気するようでは、いよいよ家庭崩壊ではないか。」
「…………。もう、8年だ。快斗も高校生になり、手がはなれた。こんどは快斗が、母を自由にしてあげる番なのかもしれない……けど。」
と続いているのですが・・・
快斗は未亡人が新しく恋人を作るのを浮気と捉えちゃうんだなと改めて思いましたw
まあ息子としてそうされるのはつらいところだもんな・・・
あと、この手紙でコルボーのアシスタントは千影なんじゃないかと快斗は思っているということは浮気相手=コルボーって思ってるってことですよね。
ああやって父親そっくりに化けることが出来る存在だから千影も惹かれたのだろうかとかぐるぐる考えちゃいそうですね・・・。
千影さんとしてはここでヒントを与えていたのかもしれませんけどね。コルボーが盗一だって。
とはいえそうだとしてもそこに思い至るのは難しいですけどね。
「皮肉をいわれたのだが、青子は、能天気に小泉紅子に笑みをかえした。」
そういうところなんだよな・・・・・・(尊い)
紅子ちゃん、なにかと青子に気にかけている部分があるじゃないですか。
青子のこういうところに振り回されながらも気に入ってたりするんだろうな。
かわいいな!!
「探偵というのは……たいてい性格に問題があって、基本ドSなのだ。」
www
めっちゃ新一のことも罵ってるやん・・・
でもまあドSってのはめちゃくちゃわかるw
難破船でのコナン君の赤いシャムネコを追い詰めるときの表情みました?アレ最高ですよね。
「口ゲンカをしているうちに、快斗は、自分でもいってることがよくわからなくなった。」
そりゃキッドなんか俺が本気になれば捕まえられるなんて言ってたらほんとに意味わかりませんもんねww
自分で自分を捕まえるって・・・なんだそれ・・・ワカラン
「快斗は、青子にキッドとしての自分の本心をさらけだした。」
「オレは、いつか怪盗キッドを超える、怪盗キッドになってやる!」
と言ったシーンですね。
なんだろな・・・青子にキッドとしての本心を言ったってところがもうエモエモのエモです。
そうやってもっとさらけだしてくれよな・・・私は待ってるよ・・・
以上!小説版すべて読み終えました。
あー、あっという間でしたね・・・。
ジュニア文庫だからと侮ることなかれ。って感じでした。
解釈違いはところどころあったんですけどね。公式のものにそんなことを言っても意味がないのですが・・・。
アニメ化したすべてのエピソードを入れてほしかったなあという気持ちはありますね。
スキー回はやっぱり小説版でも読みたかったです。
快斗はどんな思いだったのか、青子はどんな思いだったのか。とても知りたかった。
漫画でもアニメでも描かれていない部分が小説版にはたくさんありました。
快斗の青子に対する気持ちはとんでもない破壊力でした。
漫画では快斗のモノローグがあまりないので、我々は妄想するしかなかったのですが
小説版ではっきりと示されていたのは本当に多大なお恵みでした。
サンヘイローの小説版もほしいですね・・・!
いやいやその前にアニメ化を。アニメ化を。アニメ化を!!!!!
では、近いうちにアニメの感想も上げれたらいいなと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました!!