まじっく快斗1412 小説版感想⑬ゴールデン・アイ 後編


 

こんにちは。

さてさて今回はゴールデン・アイの後編です。

ゴールデン・アイは基本的に感動するお話なのでこうして前後編にわけてくれてよかったなあと思います。

細かいところをいえば、前編の中森親子の処遇は結構つらいのですが。。。

 

ではいきましょう!

 

 

「たったひとりの機動隊員だけは、その、投げ捨てられた手袋に注目していた。」

 

ほかの機動隊やカルティエ等が窓の外を飛んでいるハンググライダーに注目しているときの表現。

別のところに注目させて~のマジックですね。

 

 

「中森警部はカルティエを信用しきっていない。」

 

そうなんでしょうけどはっきり言いきられるとンフwwってなっちゃう・・・

快斗はこういう人間関係を利用した計画をするのも上手ですね。

 

 

「鼻をつままれ、口に手をつっこまれて、せっかくのイイ男がだいなしだ。」

 

え、カルティエって「イイ男」やったん・・・??

あんまりそういう感じには見えませんでしたがw

 

 

「電話のむこうで、小さく「失礼」という声が聞こえた。シャノワールは……このとき、もう飛行機に搭乗していたのだ。」

 

おぉーこれは漫画にはない展開の部分ですね・・・。

この描写必要あったのかな?とも思いましたが。。。笑

 

 

「『青子……』快斗はこたえた。『と、いう少女と、あなたの会話を聞いたときですよ。』」

 

ここ、漫画ではすらっと「青子という少女と~」と言っているのでこの小説でのオリジナル要素ですね。

うっかりポロっと「青子」と言ったような感じになっているのは個人的にはよき要素です。

 

 

「ルビィはアメリカ人を名のったが、一般常識までは変装しきれていなかったのだ。その点でルビィは変装については素人だった。」

 

誕生石のくだりのところですね。

フランス人としての一般常識とアメリカ人としての一般常識の齟齬。

快斗だったらこのあたりは完璧に演じ分けするんでしょうね・・・。

 

 

「中森警部の身に危害がくわえられるかもしれなかったから。」

 

ウゥ・・・・・・

ほんとこの男はこういうところがずるいんですよ・・・

警部の身が危ぶまれたら真っ先に悲しむのは青子だから。

だから無謀な賭けに出るかもしれなかったシャノワールを抑えようと、自分も危険な道を歩んでさ・・・。

こういう細かいところも、キッド身バレ時に青子が知ったら、青子は嫌いになれないよって泣くんでしょうね・・・。

 

 

「もちろん青子が、たのまれれば、ちゃんとやってくれると信頼してのことだ。彼女は、けっして他人の財布の中身をのぞいたりもしない。いいコだからだ。」

 

くっそ・・・・・・こんなので喜ぶ私はほんとに・・・

ありがとうございます!!!

まあ、青子の信頼を使っているという点では喜んでいる場合ではないんですが。

快斗が青子をいいコだと思っているという事実が何より尊い。

青子も「快斗の財布だしちょっとくらいいいよね」って思わなかったのがいいね。

この二人の間にちゃんとした信頼関係が結ばれていることが嬉しいです。

 

・・・うん・・・信頼しているからこそ、サンヘイローでシルクハットの下にあった顔が快斗のものであってもそれを変装だと言ったんですよね。

快斗の汗の匂いとか息遣いとかを感じても、「本当に快斗なの?」とは思わなかったんですよね・・・。

はー・・・うーん好きだな・・・快斗と青子好きだな・・・早くくっついてくれ・・・