もくじ
このアルバムのツアーはその当時組んでいたバンドのメンバーと行きました。
兵庫県のチキンジョージという有名な小さなライブハウスでした。
このライブハウスは「THE HIGH-LOWS」のチキポトのアルバムジャケットにあるトーテムポールのようなものがあるんです。
記念写真撮りたかったなぁ。。。
とにかく熱いライブでした。いろんな意味で。
では行ってみましょう!!
1.オートバイと皮ジャンパーとカレー
2.伝書鳩
3.あったかい
4.底なしブルー
5.キャデラック
6.多摩川ビール
7.ひらきっぱなし
8.7月4日の横田基地
9.ボンジュール ロマンマン
10.いきもののかん
11.我が心のアナーキー
12.南南西に進路をとれ
1.オートバイと皮ジャンパーとカレー
作詞作曲:マーシー
「お前ガソリン 俺カレー」って歌詞いいですよね。
タイトルの”かわ”は革じゃなくて皮なんですよね。
これなかなか気づかないですけど気になりますよね。
アルバムの一曲目らしく、バイクらしくとても疾走感のある気持ちのいい曲です。
2.伝書鳩
作詞作曲:ヒロト
この曲を初めて聴いたとき、ハーモニカがかっこよくて一耳惚れしてしまいました。
ヒロトの声もかっこよくて、とにかくかっこいい曲です。
「中野ブロードウェイの」という歌詞を「中野ぶろー どー うぇいの」と歌うのですが、カラオケで歌うときとても気持ちいいんです。
関西からほとんど出ていない私には中野ブロードウェイがなんなのかも知らなかったのですが、この曲をきっかけに調べてみるとサブカルチャーの聖地のような所みたいですね。
あまりサブカルチャーというものに興味はないですが行ってみたいです。
3.あったかい
作詞作曲:マーシー
これもクロマニヨンズらしい曲です。
この記事を書いている今は11月末なので、この曲を聴いて心だけでも暖まりたいです。
ほっと! ほったー! ほってすと!
と叫ぶところはライブでもホントに暖かかったです。いや、暑かったです。。。
4.底なしブルー
作詞作曲:ヒロト
これまたハーモニカがかっこいい曲。
曲自体にも「濁ったキー」など、ハーモニカをイメージする歌詞が多いです。
曲に出てくる「サニーボーイ」というのはアメリカの有名なハーモニカ奏者です。
ただ2人居るんです。
ジョンリーウィリアムソンさんとアレックミラーさん。
アレックミラーさんがジョンリーウィリアムソンさんみたいな成功を収めたくて名前を拝借したと言われていますが、結果的に有名になったのはアレックミラーさんです。
この曲の指す”サニーボーイ”はおそらく二人ともだと思います。
ちなみに「猛毒をラッパ飲み」という歌詞ですが、ロバートジョンソンが毒を盛られて亡くなったときに一緒に居たのが「新・サニーボーイ」だそうです。
そこからこの歌詞が出来上がったのかな。。?と思います。
5.キャデラック
作詞作曲:ヒロト
この曲を聴いて、僕も「キャデラックってどんな車なんだろう」
と思って調べました。
めちゃめちゃかっこいいです。
ただキャデラックは会社の名前のようで、どの車を指すかまでは不明ですね。
この曲は僕が初めて「ベースっていいなぁ。。。」って思った曲です。
普段のリズム隊としての役割だけでなく、やさしくてかっこいい音が間奏で響くのです。それがとてもかっこいいです。
ちなみにイギリスの有名なバンド”THE KINKS”の曲にも「キャデラック」という曲があります。それもかっこいいので是非聴いてみてくださいね。
6.多摩川ビール
作詞作曲:マーシー
この曲はタイトルにもある通り、猛烈にビールが飲みたくなる曲です。
多摩川には行ったことはないですが、この曲を聴いて近くの川でビールを飲んでみたことはあります。
気分だけでもマーシー気分です。
歌詞に出てくる「イール」とはウナギのことのようですね。
知りませんでした。
7.ひらきっぱなし
作詞作曲:マーシー
何かの洗剤のCMに使われていた曲です。
結構有名な方かもしれませんね。
「はじめから 全開で いけるとこまで」ってやつです。
聴いたことあるんじゃないでしょうか。
火の玉ベイベーなんて歌詞が非常にマーシーっぽくてかっこいいです。
「サクラダファミリアは 今ちょうど完成」という歌詞で終わるこの曲。
クロマニヨンズの中で終わり方が最もかっこいい曲だと思います。
8.7月4日の横田基地
作詞作曲:マーシー
7月4日とはアメリカの独立記念日です。
横田基地とは米軍基地です。
そうです。アメリカの曲です。
後半に出てくる4人の名前は全てアメリカの女優です。
マリリンモンロー以外は存じ上げなかったので調べるまで知りませんでした。
この曲に出てくる16号というのは横田基地近くを走る国道のことでしょうね。
シェビー’57というのはこの下のクルマです。
これまたかっこいい。
ゆっくり目の曲ですが、かっこいい曲です。
9.ボンジュール ロマンマン
作詞作曲:ヒロト
「生きようとする 僕の心が」というところ(サビ)で、曲調が変わります。
そこが猛烈にかっこいいんです。
フランス人の曲かと思いきや、「見た目は フランス人」という歌詞があるので実はフランス人じゃないんですね。
衝撃です。
10.いきもののかん
作詞作曲:マーシー
これもクロマニヨンズらしい曲ですね。
「信じられるのは いきもののかんだーー」
という歌詞があるのですが、競馬とかなにかギャンブルの局面で、頭に思い浮かべて勝負に出てしまいます。よくないですよねぇ。直したいのですが頭に浮かぶのでしょうがないんです。。。
11.我が心のアナーキー
作詞作曲:ヒロト
この「アナーキー」という言葉。なかなか深くて難しい言葉だと思います。
僕がこの言葉を初めて知ったのはセックスピストルズの”anarchy in the u.k.”ですね。
日本語では「勝手にしやがれ!!」ださい。ださすぎますね。
言葉では「無秩序」や「無政府」なんて言いますが、「社会から解放された」というか「自由人」みたいな使い方をすることもあるようです。
「深いぞ海は アナーキー 広いぞ空は アナーキー やさしいぞ 人間は」
という歌詞からも無秩序というよりは自由な空気が流れているように感じます。
コーラスがかっこよくていい曲です。また聴いてみてください。
12.南南西に進路をとれ
作詞作曲:ヒロト
このアルバム最後の曲。
「はっ! はっ! ハッスルする!!」
というヒロトの掛け声で始まります。
「オートバイ 一番好きな場所へ 永遠なんだぜ 無限じゃない 永遠だぜ」
という歌詞かっこいいですよね。
永遠と無限について。
単純に考えると「永遠は時間を指して無限は量を指す」
っていう違いがあるんだと思いますが、この曲の場合は違っていると思います。
一番好きな場所に無限に行けるってなんか変ですよね。何回でも行き放題なのかどこへでも行き放題なのか。その過程が線でつながっていない感じがします。
でも、永遠だと、乗って動いていくさまが思い浮かびませんか。
ずーっと時間をかけていきたい場所に移動していく。それもオートバイの醍醐味だって。そんなメッセージが込められているように感じます。
考えすぎかもしれませんが。。。
結構長くなってしまいました。
クロマニヨンズはよーく知っていても、サニーボーイやsex pistolsなどにはなじみがないという方も多いかもしれませんね。
ぜひ、クロマニヨンズの、甲本ヒロトの、真島昌利の血となり骨となった周りのバンドにも目を向けてみてください。
きっと気に入ってもらえるはずです。
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第一弾はこちら↓
THE BLUE HEARTSと↑HIGH-LOWS↓とザ・クロマニヨンズについて僕なりにまとめてみました。↓こちら↓