もくじ
STICK OUTというのは突き出るとか目立つという意味の英語です。STICKがあるとどうしてもドラム関係の言葉かと思ってしまいますがそうでもないようです。
ジャケットの写真がいいですね。
幸せそうな4人が見ているこっちまで幸せな気分にしてくれます。
すてごま
作詞・作曲:ヒロト
「いざこざに巻き込まれて 泣いてくれないか 死んでくれないか」
なかなか過激な曲です。
誰かが犠牲にならないとヒーローは生まれません。
ヒロトが思っているのではなく、こんな考えかたをする人間を皮肉っているのでしょう。
なんとなくそんな気がします。
夢
作詞・作曲:マーシー
ドラマ「人にやさしく」のオープニング。
この曲が「人にやさしく」だと思いこんでいた私は、小学生の頃に借りたCDに望んだ曲がないことにがっかりしつつ、望んでいなかった曲に殺されるという貴重な経験をしました。笑
ピアノがかっこいい曲です。
夢が叶うその日まで 夢見心地でいるよー!
マーシーは結構夢というワードが好きですね。
クロマニヨンズの「雷雨決行」にも
「引き返すわけにゃいかないぜ 夢が俺たちを見張ってる」
というかっこいい歌詞があります。
旅人
作詞・作曲:ヒロト
これまたピアノがかっこいい曲です。
プルトニウムの風とはなんなんでしょうね。
原爆の爆風と考えられますが、曲調も歌詞もそんな感じでもないですし…
「旅人よ 後ろには 出来たばかりの 道がある」
そうです。旅人は誰も通ったことのない道を通るのです。
「旅人よ 計画通りに 行かないことが たくさんある」
そうです。旅というのは色んなことが待ち受けているのです。
期待はずれの人
作詞・作曲:ヒロト
「9つまで数えて 止めてしまうよ」
って歌詞がなぜかとても好きです。
この曲は曲名の通り、「期待はずれの人」の歌です。
やるか逃げるか
作詞・作曲:マーシー
太平洋戦争。
今では日本人に人気のリゾート地「グアム」でも激しい戦いがありました。
曲の始まり「南の国へ行こう」とは、グアムのことだと思います。
日焼けでもしに行こうなんて言ってますが、戦争に行くか行かないかという歌詞だと思います。
僕は絶対行かないですね。
テトラポットの上
作詞・作曲:ヒロト
表と裏の間ってなんなんだろう。
と、小学生の僕は悩みました。
大人になった僕は、深く考えないという技術を身に着けました。笑
フィッシャーマンという登場人物からもわかる通り、釣りの歌ですね。
「30ポンドのラインからカーボンロッドに伝わって」
30ポンドのライン。これはシーバスなどを狙うときに使います。
カーボンロッドとはカーボン製の釣り竿のことです。
流線型の罠とかもルアーのことですね。
ということでこれは釣りの歌なのです。
僕もたまに釣りをするので、釣りのときに聞いてます。
台風
作詞・作曲:マーシー
最近台風じゃなくても激しい雨風が襲うことが増えましたね。
この曲も単純に台風の歌です。
テキトーですみません…
インスピレーション
作詞・作曲:河口純之助
これは河ちゃんの歌ですね。
といっても一部分以外はヒロトが歌っています。
その一部分はヒロトが歌うのを嫌がったと聴いたことがあります。
河ちゃんが歌いたがったのか、真実は不明です。
河ちゃんの曲は楽しいメロディが多いですね。
「風船爆弾」や「Happy Birthday」など。
俺は俺の死を死にたい
作詞・作曲:マーシー
マーシーがボーカルを務めるこの曲。
「豚の安心を買うより オオカミの不安を背負う」
って歌詞が大好きです。カッコイイ。
「寝たきりのじじいになって 変な管をぶち込まれて 記憶も萎えきっちまったら 無理して生き延びたくはない」
という歌詞はハイロウズの「即死」という曲のニュアンスにも似ています。
自分の人生を歩み自分の死を死ぬ。
カッコイイ生き様&死に様だと思います。
44口径
作詞・作曲:ヒロト
お笑い芸人「2丁拳銃」のコンビ名の由来になったこの曲。
44口径は銃の中では大径のタイプになるらしいです。
つまり威力も大きいのです。
そんなことを知るだけでも、聴いたときのイメージが変わりますね。
「イメージが大切だ」ですね。
うそつき
作詞・作曲:マーシー
今年のエイプリルフールは嘘を一つもつきませんでした。昔から毎年嘘をついていたのに、なんだかつまらない大人になってしまったなぁと少しショックです。。。
「嘘に泣かされて 嘘でほっとしてる」
いい嘘悪い嘘ありますよね。小さなころ砂場で貝殻を集めるのに没頭していた私は、父から「庭に投げたら増えるよ」と言われ、ワクワクしながら投げた記憶があります。あれは一生忘れることのない悪い嘘です。笑
せめて100年はバレない大した嘘をつきたいものです。
月の爆撃機
作詞・作曲:ヒロト
この曲は僕のバンドでやたらとカバーしてます。
かっこいいですよね。
「いつでもまっすぐ歩けるか 湖にドボンかもしれないぜ 誰かに相談してみても 僕らの行く道は変わらない」
一人で決めて生きていく、大事なことは自分次第。
そんな曲だと思います。
爆撃機という大きな問題が起こったとき、月に一人ぼっちってくらい孤独なとき。
薄い月明かりだけを頼りに自分で歩み出さないといけない。
かっこいい歌です。
ライブバージョンではマーシーが
「やるよー やっちゃうよー!」
って言ってから始まります。
それもまたかっこいいですね。
1000のバイオリン
作詞・作曲:マーシー
バイオリンを使用した1001のバイオリンという曲もあります。
昔西田敏行さんが司会をしていた「泣ける曲」みたいな番組で紹介されていました。
恥ずかしいことにそれまではそんなに意識して歌詞を聴くことがありませんでした。。。
確かにいい歌詞ですね。
「誰かに金を貸してた気がする そんなことはもうどうでもいいのだ」
それほどやりたいことが見つかったんですね。
消しゴムがあるから失敗を恐れずにチャレンジできる。
ゆりかごから墓場までついてくる馬鹿野郎とは、「不安」だとか、「世間体」だとかそんなことだと思います。
気にせずチャレンジしていく大人になりたいものです。
最後が1000のバイオリンというのが素晴らしいですね。
曲順も素晴らしくそれぞれの曲もいい曲が多いアルバムです。
ふとたどり着いてヒロト&マーシー関連の記事を読み漁りました。
特にクロマニヨンズの曲レビューをやっているブログは少ないので、楽しく拝見しました。
ブログ主さんはお若いのでしょうね(平成生まれということでしたし)。
このアルバムの「すてごま」や「やるか逃げるか」について
いまいちピンと来ておられないようですが、
この2曲は当時日本政界を揺るがした、
通称「PKO法案」(国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律)を踏まえての曲です。
湾岸戦争を踏まえて、自衛隊の海外派兵を初めて認めた法案ですね。
当時行われたブルーハーツのツアーの名前も
「PKO TOUR」でした。「punch knock out」の略だそうでw
私個人の政治的な意見はもちろん述べませんが、
ハイロウズ以降めっきり政治的メッセージを含んだ
曲が減った(「アメリカ魂」の時にかなり驚いた記憶があります)中、
彼らが明確に政治的メッセージを打ち出したおそらく最後の時期だと思います。
ブルーハーツ初期の話ですが、彼らは自分たちが影響力を持ちすぎて
その歌詞がことごとく政治運動に利用されることに
ほとほとウンザリしていたフシがあります。
「チェルノブイリ」が初めて演奏されてからわずか2年で「平成のブルース」、
その2年後にはewに移籍して「イメージ」を歌っていることを考えると
ブルーハーツの悩みがわかります。
(だからこそ、再度言いますが「アメリカ魂」の時にビックリしました)
読んでくださったようで、また初めていただけたコメントということもあり、とても嬉しいです。
おっしゃるとおり、私が生まれた時にはブルーハーツのアルバムはすべて発売されており、聴いた順も発売順ではありませんでしたので、曲の経緯や、それこそその頃の情勢などはピンときてないのが正直なところです。。。
勉強不足でPKO法案というものの存在さえいまhiroさんに教えていただけました。。^^;
とても興味深いコメントです。勉強になります。
本当にありがとうございます。
これからもロックンロールを楽しんでいきましょうね♪